今年も、残すところ今日1日限り…
となりました。
振り返ってみると、
我が身至らず、いろいろとやり残したこと…
もあると思います。
ただ、
除夜の鐘が鳴るまで…
には、まだ時間は残されています。
最後の一瞬まで真剣に、精一杯頑張る…
この熱い思いだけは、絶対に忘れないようにして、
最後の最後まで絶対に歩みを止めずに頑張って…
ください。
そこで、今日は、毎年書かせていただいている、
松下幸之助翁の言葉、2編…
をみなさんに贈りたいと思います。
「年の暮れ」
何となく心せわしくなってきた。
毎年のことで、別にどうということはないようにも思うのだが、やはり年の暮れというと落ち着かない。
あれもかたづけておきたい。
これも始末をしておきたい。
別にウカウカすごしてきたつもりではないけれども、それでも何となくその日その日をウカウカすごしてしまったような悔いにおそわれるこの年の暮れである。
だがしかし、こんな思いがあればこそ、この一年のしめくくりもできるのであろう。
年内余日もないきょうこのごろではあるけれど、今からでもおそくない。
できる限りのことはしておこう。
及ばずながらもやってみよう。
今や一日が尊く、一時間が貴重なのである。
そんななかでも、世と人に対する感謝の気持ちだけは忘れまい。
この一年、ともかくもすごし得たのは、自分ひとりの力ではない。
あの人のおかげ、この人のおかげ、たくさんの人のたくさんの善意と好意のおかげである。
時にやり切れない思いに立ったこともあろうけれど、最後はやっぱりこの感謝の思いにかえりたい。
それでこそのこの年の暮れである。
続・道をひらく 松下幸之助著
「刻一刻」
不安、心配は人間につきものである。
人生につきものである。
神ならばいざ知らず、真剣に考えれば考えるほど、刻一刻に不安がつきまとう。
心配がつきまとう。
これでよいのか。
このままでよいのか。
是と信じてやったが果たしてどうなるのか。
うまくいけばいくで不安になり、つまずけばつまずくで心配する。
あれこれと、とめどもないけれど、とめどもないところに人の世の味わいもあると言えよう。
ただここで大事なことは、その不安、心配にいたずらに動揺しないことである。
たじろがないことである。
そして、新たな志をもって、新たな勇気を、刻一刻に生み出してゆくことである。
刻一刻の不安のなかで、刻一刻に勇気を生み出す。
そこに人間の真の力がある。
尊さがある。
この年も、間もなく暮れようとしている。
この1年、お互いにいろいろな心配があった。
不安もあった。
動揺もしたし、たじろぎもした。
ともかくも坦々という具合にはまいらなかったようである。
しかし、年の暮れの鐘が鳴るまで、さらに志を失わず刻一刻の勇気をふるいたたせたい。
続・道をひらく 松下幸之助著
今年も一年、みなさまに格別のご愛顧を賜りましたこと、厚くお礼申し上げます。
来る年も、みなさまにとって輝かしく健やかな一年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
happy 拝
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