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伝説のマーケッターが残してくれた教え 

 


 

今回、書評の依頼があったのは、

【書籍名】

内田 耀一 (著) コイケ ジュンコ (著) / 株式会社 幻冬舎

という本です。

 

 

 

先日、私の手元に本書が到着しましたので、早速、拝読させてもらいました。

 

 

今回は、“伝説のマーケッターに学ぶ”というタイトルでしたので、私もとても興味深く読ませていただきました。

 

一通り読んで

「私のような若輩者が書評を書いても良いのだろうか」

というのが率直な感想です。

 

それほど、この一冊が、私に与えてくれた影響は大きいのです。

 

 

内田 耀一氏という人物。

恥ずかしい話ですが、本書を読むまで全く存じ上げませんでした。

 

ですので、正直言って読み始めるまでは、

「伝説のマーケッターと書いてるけど、そんなに凄(すご)いのだろうか」

と思っていました。

 

今考えると、内田氏を知らなかったとはいえ、このようなことを思った自分が恥ずかしくなりますが……。

 

ですが、全(すべ)てを読み終えた後、「伝説のマーケッター」と言われる所以(ゆえん)が、心から理解できました。

本書に書かれているどの内容も、まさに伝説と呼ぶにふさわしいからです。

 

内田氏が開発に携わった商品

シッカロール、JALパック、チキンラーメン、マキロン、ヴィックス・ヴェポラップ、他多数

内田氏が考えたキャッチコピー

「違いがわかる男のゴールドブレンド」「ピンクの小粒、コーラック」「頑固な汚れにザブ」「白さと香りのニュービーズ」他多数

 

どれもが、マーケッターの中では伝説として受け継がれているものばかりです。

内田氏は、まさに「ヒットの神様」だといえます。

 

 

未曾有(みぞう)の経済不況と言われている現代、マーケッターを志す方、経営に携わる方にとって、勉強することは山ほどあります。

経営や経済に関する技術書や専門書も読破してほしいと思います。

 

ですが、真っ先にこの一冊は必ず読んでもらいたいのです。

なぜなら、この一冊の中に、不況に勝つために必要な、伝説のマーケッター内田氏の知恵が、詰め込まれているからです。

 

この知恵を真剣に勉強し、自分のものとし、使いこなすことができれば、必ず、不況に打ち勝つ経営ができるはずです。

 

内田氏は2008年5月27日に永眠されましたが、本書には内田氏が我々に伝えたかったマーケッターとしての真剣な思いが切々と書かれています。

ですので、この思いを、みなさんにも受け止めてもらえればと願うばかりです。

 

 

それでは、少し内容について触れておきます。

本書に書かれているエピソードは全(すべ)て勉強になることばかりのため、かいつまんでお話しするのはとても難しいのですが、ほんの触りだけでもお伝えできればと思います。

 

まず、エピソード1の「常識は最初に誰(だれ)かがつくるもの」

これは、内田氏が携わったシッカロール(ベビーパウダー)のマーケティング秘話です。

 

今でこそ、赤ちゃんのイメージカラーはパステルカラーですが、このパステルカラーをイメージ付けしたのが内田氏なのです。

これはまさに、常識を作り出した瞬間でもあるわけです。

 

この時取り入れた手法が、日本で初めて行われた「グループ・ディスカッション調査法」です。

この調査法を取り入れたことで、今まで抽象的イメージによる商品開発だったものが、現実のデータを取り入れた商品開発になったのです。

ここだけを切り取っても内田氏がいかに凄(すご)い人物であるかが理解できるはずです。

 

そして、この実証型の調査法により、

赤ちゃん = 真っ白

という勝手な思い込みのイメージが、

赤ちゃん = パステルカラー

という現実に近いものになったわけです。

 

ここに書かれているエピソードは数分で読むことが可能ですが、内田氏の功績は今までの常識を覆す凄(すご)いことなんです。

こういうことをサラッと書けるのも、内田氏の伝説の所以(ゆえん)ではないでしょうか。

 

 

他(ほか)にも、エピソード2の「『恥ずかしい』ものに、商品開発のチャンスあり」では、ワコールの女性下着に関するマーケティング秘話が書かれています。

 

1963年当時、女性の下着をオープンに話題にすることさえタブーとされていた時に、内田氏は「マーケティングの力で女性下着を売る」という不可能と思えるチャンスの扉を押し開いたのです。

 

エピソード中に、商品開発の調査の際、刑事に連行されたことなどが面白可笑(おか)しく書かれていますが、私はこの真剣さに頭を殴られる思いがしました。

「果たして、自分ならこれほど真剣に、仕事に打ち込めただろうか」

こう思うと、改めて内田氏の凄(すご)さを実感したのです。

 

そして、また、このワコールの調査でも内田氏は「グループ・ディスカッション調査法」を駆使し、新たな常識を作り出しています。

 

女性の方にとっては今ではごく当たり前の、

「下着のマネキンディスプレイ」

「試着室」

などが、そうです。

 

これらはまさに、内田氏が真剣に集めたデータと、その超人的な発想のたまものと言えます。

 

そしてこの流れが、女性下着初のCMへと繋(つな)がっているのですから、内田氏の才能には感嘆するばかりです。

 

 

ここまで、ほんの触りだけしか紹介できませんでしたが、他(ほか)にも後14ものエピソードが掲載されています。

 

全16のエピソード、どれをとっても、内田氏のマーケッターとしての真剣さが感じられます。

そして、今から数十年も前に、心理学や精神・神経医学、大脳電気生理学などを網羅して、マーケティングを行っていた内田氏がいかに凄(すご)い人物であったか、ご理解いただけるはずです。

 

 

内田氏は、病床でガンと闘いながら、最後の数日はこの本が出版されるのを唯一の励みにされていたそうです。

こんな内田氏の真剣な思いが詰まったこの一冊を、是非、みなさんにも読んでほしいと願うばかりです。

 

この場を借りて、

内田 耀一氏が私たちに残してくださった数々の教えと、本書を世に出してくださったコイケ ジュンコ氏に、心より感謝したいと思います。

 

 

最後に、おわりにの章での言葉を書いておきます。

「マーケティング・リサーチ業界の多くの人は、内田さんの恩恵を受けていますよ。ほとんど誰もしらないけれど」

 

 


記事を読んで頂き、ありがとうございます。

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最高のコメントありがとうございます!

happyさま

いつもすばらしい書評をありがとうございます。
私も生前の内田さんにお会いし、彼の言葉に対する感覚、人の話を引き出す包み込むようなオーラはいまでも強く印象に残っています。
マーケティングに精通されていらっしゃるhappyさんの言葉ひとつひとつでこの本に携わってよかったという思いを新たにします。本当にありがとうございました!
[ 2009/08/21 07:50 ] [ 編集 ]

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いつもほんとうに、有り難うございます














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