知り合いが経営する会社から、あるコンサルタント会社との軋轢(あつれき)についての話を聞いて少し残念でなりません。
話を聞いてみますと、コンサルタント会社がまるでMBAの授業のようなことを平気で言っているようなのです。
新人のコンサルタントならまだしも、そのコンサルタント会社のトップに近い人間が、これでは、何ともいただけません。
私の知り合いは、経営者であって、学者ではありません。
だから、難しいことを言われてもサッパリ分からないと言うのが本音だと思います。
コンサルタントが知識を総動員して、お客さまのために立ち働くことは、とても素晴らしいことだと思います。
ですが、自分のレベルを相手に押しつけるのは、問題外の愚行です。
難しい知識であろうがなかろうが、小学生にでも理解できる言葉に代えて説明することが、コンサルタントの力量だと思います。
例えば、松下幸之助翁がコンサルタントなら
難しいことは、一切言わないはずです。
言わなくても、
成果を出せる打ち手を考え
問題を解決する手法を見いだし
状況を細かく分析する方法を教えてくれるはずです。
経営者はコンサルタントから、理論や理屈を学びたいのではないのです。
理論や理屈を学びたいのなら、大学院や研究機関で勉強すればいいのですから。
コンサルタントが、コンサルタントであるためには、経営者は何のためにビジネスをしているのか、再度、深く考え欲しいものです。
こうは言っていますが、私もコンサルタントとして経営者として、身につまされることが多々あります。
ブログ一つとっても、小難しいことを書いてしまいたくなるときも度々です。
これからは、今回学んだことを糧に、今までにもまして、分かりやすく伝える技術を磨き、努力したいと思います。
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