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間違いを認め、研究する 

 

不景気なときでも儲(もう)かっている会社はあるもので、先日、不景気でも儲(もう)かっている会社の経営者のかたにアレコレ話を聞く機会がありました。

 

話をしていますと、興味深い話があり、とても参考になりました。

その話が

「儲(もう)かっている会社が、なぜ、儲(もう)かっているのか研究した」

という話です。

 

「何だ、そんなことか」

と思うかもしれませんが、私の知る範囲でも、この研究を真面目(まじめ)に取り組んでいる会社は皆無に近いと思います。

一見どこの会社にでも、できるようなことなのですが、どの会社もしてないのが、この研究なんです。

 

自社の考え方は常に正しいという判断の上にたって、「儲(もう)かっている会社が、なぜ、儲(もう)かっているのか研究する」という会社は確かにあります。

ですが、これでは改善や改革で成果を上げることはできません。

 

自社がやっていることは根底から違うという考えの上に立って、「儲(もう)かっている会社が、なぜ、儲(もう)かっているのか研究する」ことが大切なんです。

今回お話を伺った会社も、自社の考え方を「儲(もう)かっている会社」の考え方に根本から変えることによって、大きな利益を手に入れたと言われていました。

 

皆さんの周りの同業他社でも、儲(もう)かっている会社は存在するはずですので、「なぜ儲かっているのですか」を是非、研究して、利益に繋(つな)げてください。

 

 

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ページ最上部へ  [ 2008/09/30 19:57 ] 日常 | TB(0) | CM(0)

循環させることの落とし穴 

 

経営が苦しくなっている会社の事例をいろいろと調べてみますと、資金の循環についての落とし穴に落ちているケースが多々あるようです。

 

このような会社の多くが、

 

  • 「資金を循環させて、利益をもつぎ込んでいけば、倍々ゲームでどんどん儲(もう)かる」
  • 「失敗しても、もっと資金を調達してつぎ込めば、いつかは取り返せる」

 

と考えていることです。

 

これは非常に危険な考え方で、どうして危険なのかを、簡単に説明すれば

 

100万円の資金で100万円儲(もう)かって200万円になったら、

こんどは、その200万円を資金にして200万円儲(もう)ける

 

というような論理矛盾を引き起こしている考え方だからです。

「儲(もう)かれば」という仮定がなければ、成立しない考え方ですので、危険としか言いようがありません。

 

こういう考え方は、若い企業家のかたに多いように見受けられます。

確かに上手くいけば、一攫千金(いっかくせんきん)かもしれません。

 

ですが、よく考えてみますと、博打(ばくち)に近い考え方ですので、上手く行く確率は極端に低いのです。

「ころがし」とか「倍がけ法」などと同じ考え方で、ビジネスをすれば失敗しても仕方ないと言えます。

 

資金を循環させるのは、会社を拡大する上で必要ですが、資金循環の落とし穴にだけは落ちないように、無理な資金循環をしないように心掛けてください。

 

 


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