いろいろな地域に店舗を構えている会社で、多く聞かれる悩みが地域間の売上高の格差です。
会社の上層部は、
「一律に同じ条件で販売しているのだから、売れないはずはない」
と、言われるのですが
地域の店舗では
「地域性があるから、どこも同じにはならない」
と、言うのです。
確かに、どちらも正解かもしれません。
正解ですからこそ、そこに問題があるのではないでしょうか。
このようなケースの場合、詳しく調査しますと、ある共通の問題点が見えてきます。
それは、「ニーズの差」です。
ニーズの差とは、会社側が考える一律な仕様と、現実の地域ニーズ(お客さまのニーズ)が、乖離(かいり)しているのです。
このニーズの差が大きければ大きいほど、地域間の販売格差も大きくなります。
例えば、
- その地域で売れる商品であっても、会社側は全国一律を強調して地域ごとの商品を取り扱おうとしない。
- その地域では当たり前の集客手法であっても、会社側は全国一律を強調して地域ごとの集客手法を実施しようとしない。
などのように、実際に工夫すれば、地域間格差も解消されるかもしれませんのに、お客さまのニーズを無視して、頑(かたく)なに会社側が唱(とな)える一律を実施していたのでは、いつまで経っても地域間の販売格差は埋まりません。
地域間で販売格差があるのなら、先(ま)ず、「ニーズの差は何か」を探してみてください。
ニーズの差を見抜けば、必ず問題解決の糸口は見つかりますので、是非、参考にしてみてください。
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「販売値段を変える(アップする)」ことは、とても有効な仕掛けになります。
たったこれだけのことで、売り上げを2.5倍以上に伸ばした会社もあるのです。
「販売値段を変える」ことで、何故(なぜ)効果が出るのかと言いますと
からなんです。
そんなことは、当たり前だと思うかも知れませんが、実際にこの手法を取り入れている会社はほとんどいません。
では、何故(なぜ)、取り入れないのでしょうか?
それは、この手法を取り入れない会社の多くは、客層を変えたくないからなんです。
客層を変えてしまえば、利益が上がるかもしれないと分かっていても、今のお客様がいなくなったらという恐怖が先に立って、変えようとしないのです。
これでは、せっかくの利益をドブに捨てているような物です。
「高く売ろうと思えば、根本的な客層を変えるしかない」
これは、ビジネスの鉄則です。
1万円のものを、付加価値を付けて2万円で販売したいなら、2万円で購入してくれる客層に売ればいいだけです。
しかしこれを、1万円のものは、たとえ付加価値が付いていても、1万円でしか購入してくれない客層に売っても、売れる確率はゼロに近いのは当たり前です。
リスクに尻込みすることなく、前向きにチャレンジして、チャンスを掴(つか)んでください。
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