物事を先延ばししたいという気持ちは、誰にもあるものです。 そこで今回は、ある経営者のかたから教わった、先延ばし防止法を記事にしてみたいと思います。 この経営者のかた曰く、 「毎日が忙しいと、何かことあるごとに先延ばししてしまっていたのだけど、この方法を使うようになって先延ばしが激減した」 とのことでしたので、早速教えてもらいました。 やり方は簡単で、 「やってみて、やめるか否かの判断をする」 たったこれだけです。 「これだけなの?」 と、思うかもしれませんが、これは実に効果的なやり方なんです。 先延ばしの多くは、始めることへのプレッシャーが原因でやらないのですが、「やってみて、やめるか否かの判断をする」にすれば、始めみて後で止めても良いわけですから、始めることへのプレッシャーが極端に低くなり、始めやすくなります。 そしてもう一点、先延ばしの多くは、やらないことが原因で先延ばしするのですが、「やってみて、やめるか否かの判断をする」ということにすれば、先ず、やらないといけないから、やることができるのです。 先ず、やることが、何故(なぜ)効果的なのかと言いますと、人間の心理は、やるまでには心理的抵抗が大きくても、やり始めたら途端に心理的抵抗が低くなるのです。 言い換えれば、車を押して動かす際に、最初は力が必要ですが、一旦動き始めると余り力が必要でないのと同じなんです。 先延ばししたいなと思ったら、皆さんも、是非、「やってみて、やめるか否かの判断をする」ようにしてみてください。 そうすれば、きっと先延ばしが激減すること間違いなしです。
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「基本理念」と「競争相手と自社についての分析」、そして前回の「自社の真の資産についての分析」で作成したリストを元に、今回はコア・コンピテンシー(コア・コンピタンス)やコア・プロセスを明確にしていきたいと思います。 ちなみに、コア・コンピテンシーとは企業の持つスキルや技術(中核的能力)であり、コア・プロセスとはコア・コンピテンシーを提供するプロセスです。 今までの分析で「競争相手と自社についての分析」と「自社の真の資産についての分析」をしてきて、多くの問題点や疑問点が発見できたと思いますが、これらを解決するためには、弱みよりは強みに目を向けることが重要です。 では、まず最初に、今まで書き上げてきたリストから、次の項目を3つともクリアできるものをピックアップしてみてください。 - これからの展開が期待できること
- 競争相手が真似できないこと
- お客様へ価値を提供できること
幾つ見つかったでしょうか? 今見つけた、3つの項目をクリアできるものが、皆さんの会社の中核的能力であるコア・コンピテンシーになります。 このコア・コンピテンシーは、現時点で、競争相手には真似できない、皆さんの会社だけに可能なスキルや技術です。 コア・コンピテンシーを最大限に生かせば、それ以外の弱みは必然的に小さくなります。 コア・コンピテンシーが見つかれば、次はお客様にコア・コンピテンシーを最高の状態で提供するためのコア・プロセスが必要になります。 このコア・プロセスは「6つのW」と「3つのH」を使って考えると簡単にプロセス化できます。 6つのW - WHO :担当者
- WHOM :対象
- WHEN :時期・時間
- WHERE :場所
- WHAT :内容
- WHY :目的
3つのH - HOW :手段
- HOWMUCH :金額
- HOWLONG :スケジュール
このようにして、コア・コンピテンシーを探しだし、商品やサービスとしてお客様にその価値を提供できるようなコア・プロセスを創造すれば、必ず効果が出ますので、是非参考にしてみてください。 ※今回のように連続する記事の間が数か月空きますと、読者のかたにご不便をお掛けしますので、次回からは、1記事で完結できるようにしたいと思います。
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大手企業と互角に戦いたいと言われる、中小零細企業の経営者のかたが、一番知りたがっているのは大手企業との戦い方です。 大手企業と同じ土俵で、まともにがっぷり四つのガチンコ状態では、勝機はなかなか見いだせません。 「かかってきなさい」的な根性も必要ですが、それだけではなく、戦い方も覚えておく必要があるのです。 戦い方の中で一番大切なのが、「小さく戦う」ことです。 同じ土俵 = 同一市場、同一ターゲット、同一物量 では、戦うのが難しくても、市場やターゲットや物量を小さく1か所に集中させれば、局所的には勝ち抜くことも可能だからです。 この戦略は、戦略の大家であるマイケル・E・ポーター氏も中小企業向けの戦略の最たるものとしています。 本来は市場が競合しないように、ニッチ市場を狙うのが定石ですが、商品や市場が競合してしまうのであれば、小さく小さく戦うことです。 小さく戦うことをゲリラ的戦略のように考え、忌み嫌う中小零細企業の経営者のかたもおられますが、これはハッキリ言って偏見です。 小さく戦おうが、ゲリラ的であろうが、会社の存亡を賭けて正々堂々と戦っていることには違いないのですから、自信を持ってほしいと思います。 小さく戦って局所的に勝ち進めれば、大手企業は小回りが利きませんので、大幅な方向転換(局所的に市場からの撤退)に追い込むことも可能です。 「千丈の堤も蟻の一穴から崩壊す」と言われるように、局所的な勝利に集中することが、大手企業と互角に戦うときの基本戦略ですので、参考にしてみてください。
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本日ご紹介するのは、素敵なブログ2件です - 介護徒然日記
- フォルメコラム
- 本日一件目は
- ハトケンさんのブログ「介護徒然日記」です。
「チャンスは自分でつくるもの」という信念のもと、4?才にして介護会社を設立し、念願だった独立を果たされたハトケンさんのブログです。お客様に喜んでいただけるサービスが提供できるよにと、日々努力している毎日を、介護保険での記事を中心に綴ったブログですので、是非一度お立ち寄りください。
- 本日二件目は
- フォルメンバーさんのブログ「フォルメコラム」です。
美容室「フォルメージ」のスタッフであるフォルメンバーさんにより運営されているスタッフブログです。フォルメンバーさんが日々交代しながら、最新の美容情報からお気に入りのお店、プライベートな出来事まで、どんどん紹介されていて、読んでいて楽しいブログですので、是非一度お立ち寄りください。
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長期間経営者をしていますと、アイデアを出そうとしても、今までの経験則に縛られて新しい思考ができないものです。 こういうときは、アイデアを出そうとするときだけでも環境を変えてみてください。 いつものデスク、いつものソファー、いつものリクライニングチェアー、ではなくて、全く違う環境で考えるようにしてみてください。 そうしますと、違う視点から物事を見ることができますので、案外簡単に新しい思考ができるものです。 中国の故事にもあるのですが、 考え事をするのに良い場所は - 「馬上」
- 馬に乗って気持ちよく揺られていとき
- 「枕上」
- 布団の中でウトウトと微睡(まどろ)んでいるとき
- 「厠上」
- トイレに入っているとき
と言われるように、考え事をするときは、いつもの考え事をするような環境ではない環境で考え事をすることが大切です。 現代風にアレンジしますと - 日当たりの良い公園のベンチで
- 電車やバスに揺られながら
- 散歩やウォーキングしながら
- 瞑想(めいそう)や仮眠をとって
このような環境でアイデアを出してみてはいかがでしょうか。 他にも、いろいろ考えられる環境はあると思いますので、皆さんの感性に合った環境を見つけて、新しいアイデアを出す工夫をしてみてください。
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- リンカーン
- 「私は一つの痛切な願いを持っている。それは、私がこの世に住んだが故に、少しだけ世の中が良くなったということが認められるまでは、生きていたいというものだ。」
人生においても、ビジネスにおいても、この言葉はとても大切な基本を教えてくれています。 「私がこの世に住んだが故に、少しだけ世の中が良くなったということが認められるまで、生きていたいというものだ。」 この気持ちは何事を行うにしても、とても大切なことです。 この気持ちを忘れますと、自分本位の人生になったり、お客さま無視のビジネスになったりするのです。 人生においては、自分は社会のためにあらねばならないという信念が必要ですし ビジネスにおいては、会社は社会の公器であらねばならないという信念が必要です たとえ今はまだまだ未熟で、高尚なことをしたり、言ったりできなくても、信念を持って世の中のために、ほんの少しでも行動するということはできるはずです。 「そんなことをしても、何の得にもならない」 と思うかもしれません。 ですが、聖賢と呼ばれる人は、全て、この一見何の得にもならないことを、ただひたすら積み重ねたのです。 来る日も来る日も、世の中のためにという思いを胸に小さな努力を積み重ねた結果、聖賢と呼ばれるようになったのです。 これは、まぎれもない真実ですので、覚えておいてください。 聖賢と呼ばれる人が富や成功を手にできたのは、少しだけ世の中を良くしたいという、謙虚で豊かな心があったからです。 世の中のために行動することは、とても難しいことですが、この気持ちなくして成功は手にできませんので、謙虚にそして豊かな心で、少しでも行動を起こしてください。
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いろいろな地域に店舗を構えている会社で、多く聞かれる悩みが地域間の売上高の格差です。 会社の上層部は、 「一律に同じ条件で販売しているのだから、売れないはずはない」 と、言われるのですが 地域の店舗では 「地域性があるから、どこも同じにはならない」 と、言うのです。 確かに、どちらも正解かもしれません。 正解ですからこそ、そこに問題があるのではないでしょうか。 このようなケースの場合、詳しく調査しますと、ある共通の問題点が見えてきます。 それは、「ニーズの差」です。 ニーズの差とは、会社側が考える一律な仕様と、現実の地域ニーズ(お客さまのニーズ)が、乖離(かいり)しているのです。 このニーズの差が大きければ大きいほど、地域間の販売格差も大きくなります。 例えば、 - その地域で売れる商品であっても、会社側は全国一律を強調して地域ごとの商品を取り扱おうとしない。
- その地域では当たり前の集客手法であっても、会社側は全国一律を強調して地域ごとの集客手法を実施しようとしない。
などのように、実際に工夫すれば、地域間格差も解消されるかもしれませんのに、お客さまのニーズを無視して、頑(かたく)なに会社側が唱(とな)える一律を実施していたのでは、いつまで経っても地域間の販売格差は埋まりません。 地域間で販売格差があるのなら、先(ま)ず、「ニーズの差は何か」を探してみてください。 ニーズの差を見抜けば、必ず問題解決の糸口は見つかりますので、是非、参考にしてみてください。
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「販売値段を変える(アップする)」ことは、とても有効な仕掛けになります。 たったこれだけのことで、売り上げを2.5倍以上に伸ばした会社もあるのです。 「販売値段を変える」ことで、何故(なぜ)効果が出るのかと言いますと からなんです。 そんなことは、当たり前だと思うかも知れませんが、実際にこの手法を取り入れている会社はほとんどいません。 では、何故(なぜ)、取り入れないのでしょうか? それは、この手法を取り入れない会社の多くは、客層を変えたくないからなんです。 客層を変えてしまえば、利益が上がるかもしれないと分かっていても、今のお客様がいなくなったらという恐怖が先に立って、変えようとしないのです。 これでは、せっかくの利益をドブに捨てているような物です。 「高く売ろうと思えば、根本的な客層を変えるしかない」 これは、ビジネスの鉄則です。 1万円のものを、付加価値を付けて2万円で販売したいなら、2万円で購入してくれる客層に売ればいいだけです。 しかしこれを、1万円のものは、たとえ付加価値が付いていても、1万円でしか購入してくれない客層に売っても、売れる確率はゼロに近いのは当たり前です。 リスクに尻込みすることなく、前向きにチャレンジして、チャンスを掴(つか)んでください。
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昨日、最低限必要な費用での会社経営について記事にしましたが、これに関連して健全な経営はサービス料金にも影響するということを、今日は記事にしたいと思います。 サービスを提供する金額を決定する際、自社の固定費、人件費、宣伝広告費、利益率などをプラスした金額にします。 これはごく当たり前のことなのですが、このサービス金額がお客さまに受け入れられるか否かは別問題です。 必要以上の社内経費(固定費、人件費、宣伝広告費、利益率)がかけられていれば、サービス金額は必然的に高くなりますので、お客さまにとっては余分な出費をしているように感じるはずです。 例えば、同じサービスを提供している2社を比較してみますと - A社はオフィスや社用車にお金を掛けて、社内経費を湯水のごとく使っている
- B社は最低限必要な社内経費を日頃から心掛けている
この場合、どちらのサービス料金が高いかは一目瞭然(いちもくりょうぜん)です。 A社のサービス料金はB社に比べ、異常に高額になるはずです。 言い換えれば、B社はお客さまの利益を考えた経営をしており、A社はお客さまの利益を無視して経営していると言えます。 もし、A社がB社と同じ料金にしているなら、これも大問題です。 なぜなら、自社の経営を相当圧迫している経営がされていると思われるからです。 冷静に考えれば、どんな経営者でも、これぐらいのことは十分理解しているはずなんですが、実情は少し違います。 多くの経営者が、見栄・外見を気にしたり、悪しき習慣を改善できずに放置したりするあまり、A社と同じ経営をしているのです。 お客さまの利益を考えない会社はいずれ淘汰(とうた)されていきます。 そうならないためにも、A社のような経営体質に陥っている会社は、早期に改善して、健全な体質に戻す努力をしてください。
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誰にでも、「もう駄目だ」と思う瞬間はあるものです。 この「もう駄目だ」と思った瞬間からが、その人の持つ本当の底力だと言われます。 「もう駄目だと」と思った次の瞬間 「もう駄目だからやめよう」と思えば、それ以上前に進むことがないのですから、本当に駄目になってしまいます。 ですが、 「もう駄目かもしれないけど、後一踏ん張り」と思えば、信じられないほどの底力が溢れてきて、物事が上手くいくことがあるのです。 人の持つポテンシャルは、ふだん私たちが考えているより遥かに凄いものです。 「火事場のくそ力」と言われるように、肉体的にも精神的にもとんでもないポテンシャルを生まれながらに秘めているのです。 人は生きている以上、乗り越えないといけない壁は山ほどあります。 そして誰でも、壁にぶち当たり諦(あきら)めの言葉を吐きたいことが、確かにあります。 ですが、目の前にある壁を乗り越えませんと、前には進まないのです。 壁を乗り越え、前に進むためには、底力を見せられるか否かが鍵です。 「もう駄目だ」と思ったときは、「自分の底力は、こんなもんじゃない」と自分自身のポテンシャルを信じて、あと一歩を踏み出してください。 自分は必ず乗り越えられると信じて、底力を出して、前に進んでください。
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