今回はアフィリエイトユーザのリクルーティング手法について引き続き掘り下げていきたいと思います。 今回が最終回になりますので、今しばらくお付き合いください。 アフィリエイトユーザのリクルーティングはリクルートできた時点で完了ではありません。 リクルートして、実際にアフィリエイトを初めて貰わなくては意味がないのです。 そのために重要なのは、 - アフィリエイトユーザの手間を減らす
- リクルーティング後のフォローを大切にする
- アフィリエイトユーザの声を聞く
この3点がとても重要になりますので、一緒に考えてみましょう。 - アフィリエイトユーザの手間を減らす
自社のECサイトに自社が使っているASPと、各ASPにおけるアフィリエイトユーザのメリットとデメリットをビジュアルに掲載しておくことで、アフィリエイトユーザが一番条件の良いASPを簡単に選択できるようにする。 アフィリエイトユーザがサイトで直ぐに使える集客力のあるテンプレートを作って公開して、アフィリエイトユーザの手間を大幅に削減することで、直ぐに実績があげられるようにする。
- リクルーティング後のフォローを大切にする
ご利用開始時、一週間後、1ヶ月後、後は1ヶ月おきにフォローのメールを必ず送る。 その際はメールを受け取ることでの特典を付けることを忘れないようにすること。 <例文> ご利用開始から1ヶ月です。 日頃のご利用のお礼として、新たな商品のサンプルを抽選で1名様にプレゼントいたしますので・・・ フォローすることにより、リクルートしたアフィリエイトユーザが継続して自社のECサイトを宣伝してくれるようにするとともに、新たなアフィリエイトユーザの紹介を促すこと。
- アフィリエイトユーザの声を聞く
自社のECサイトにアフィリエイトユーザ専用の問い合わせメールアドレスとか、掲示板を用意して、アフィリエイトユーザの生の声を聞くようにする。 アフィリエイトユーザの多くは、条件が良いアフィリエイトプログラムがあれば直ぐに鞍替えするので、日頃からアフィリエイトユーザの生の声を聞いて、コミッションを高水準で維持できるようにすること。
今回で全9回が終わりましたが、少しはお役に立てたでしょうか。 次回からは通常通りの単発の記事になると思いますので、今後ともよろしくお願いします。
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今回もアフィリエイトユーザのリクルーティング手法について引き続き考えてみたいと思います。 「ネットは巨大な金脈 その7」で作成したリストをもとに、ECサイト側から該当するサイトとアフィリエイトユーザにオファーをかけるのですが、ここで大切なのが、 - 機械的にならないように礼をつくすこと
- 「買いたいですか? YES」の手法を応用すること
この二つがとても大切です。 - 機械的にならないように礼をつくすこと
オファーをメールでする際は定型文章のメールだと、スパム扱いされるだけで成果はほとんど期待できません。 成果を期待するめには一件一件ピックアップしたサイトを訪問し、オファーの理由、自社の商品を扱ってもらうメリットをコンパクトに要点をまとめた文章で伝えるのがコツです。 その際、自社の商品を扱ってもらうメリットについての詳細は、自社のECサイトにビジュアルに掲載しておくことでフォローすることを忘れないようにしてください。 また、ASPへ誘導するするのですから、ASPへの入会方法等を自社のECサイトにビジュアルに掲載しておくことで、より高い効果が得られます。 ※ASPを経由せず直接ピックアップしたサイトと契約する場合は、月額?円というやり方がベストだと思います。
- 「買いたいですか? YES」の手法を応用すること
「買いたいですか? YES」に色々な手法を記載しておりますので、参考にしてみてください。 特別なインセンティブ(刺激)を演出することが大切なので、どのような商品を扱うかによって色々な手法を試してみてください。 - 期間限定の企画
- 期間限定のコミッション
- 成約率等でコミッションのスライド
- 無料でモニタやオマケの提供
など色々考えられると思いますので、自社の商品運営方法にあったやり方を検討してみてください。
次回はアフィリエイトユーザのリクルーティング手法について引き続き掘り下げていきたいと思います。 次回が最終回になりますので、今しばらくお付き合いください。
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今回はアフィリエイトユーザのリクルーティング(囲い込み)手法について具体的に掘り下げていきたいと思います。 リクルーティングに大切なのは、 - 一件でも多く、ECサイトのコンセプトにあったアフィリエイトユーザを見つけること(一カ所でも多く代理店という窓口を確保する)
- アフィリエイトに力を入れているアフィリエイトユーザを見つけること(真剣に広報活動をしてくれる)
- 専門性の高いサイトにアフィリエイトユーザになって貰うこと(専門性が高いサイトほど効果が期待できる)
- 対象とするターゲットの集まるコミュニティーサイトにアフィリエイトユーザになって貰うこと(バズマーケティングの効果が期待できる)
の4つに大別できます。 まず該当するサイトとアフィリエイトユーザをピックアップしてリスト化する作業から始めてみましょう。 検索エンジンでキーワード検索をかけると直ぐにECサイトのコンセプトにあったサイトが表示されますので、上位から一件一件チェックして、上記の4つの項目に該当するサイトがあればピックアップしてリスト化してください。 時間と手間と費用が掛かる作業ですので、ECサイトを運営するかたは嫌がるのですが、これをするかしないかによって、アフィリエイトの成功と失敗に大きく関わりますので、その点は十分に認識しておいてください。 ここで大切なのが、検索エンジンでキーワード検索をかけた場合に上位表示されているサイトをピックアップすることが大切です。 上位表示されていないサイトの場合、集客力が低くお客様の目に触れる回数が少ないので、出来れば上位表示されているサイトを中心にピックアップしてください。 ※ピックアップ件数は多ければ多い方が良いので、地道な作業が必要となります。 リスト作成時に最低限必要な項目は - サイト名
- URL
- メールアドレス
- 担当者
ですので、これだけは最低限チェックしておいてください。 次回もアフィリエイトユーザのリクルーティング手法について引き続き考えてみたいと思います。
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今回からは、リクルーティングについて考えてみたいと思います。 私がコンサルタントした複数のケースでも、リクルーティングの話をすると「新入社員獲得でもあるまいし、何もそこまでやる必要はないのでは」と言われてきました。 ECサイト(ショッピングサイト、アフィリエイトサイト)を立ち上げ、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録して、成果報酬(コミッション)も練りに練って最高水準にしたので、アフィリエイトユーザからの提携のオファー(申請)はキチンと来てるのだから、リクルーティングする必要などないのではという思いがあるみたいですが、ここが大切なポイントなんです。 確かにアフィリエイトユーザからのオファーは来ると思います。 成果報酬(コミッション)も最高水準にしているのだから、アフィリエイトユーザにとっては魅力的なプログラムです。 しかし、オファーがあったアフィリエイトユーザは、皆さんが本当に提携したいアフィリエイトユーザなのでしょうか。 このアフィリエイトユーザなら、自社の商品を懸命に売ってくれて、最高の代理店になってくれると思えるアフィリエイトユーザなのでしょうか。 ほとんどの場合答えは「NO」です。 どんなに素晴らしい成果報酬(コミッション)を設定しても、皆さんが本当に提携したいと思う、アフィリエイトユーザがオファーしてくれるとは限らないのです。 オファーしてくるアフィリエイトユーザは、売上の80%をたたき出してくれる、上位20%の超優良アフィリエイトユーザではない場合がほとんどなんです。 ECサイト(ショッピングサイト、アフィリエイトサイト)を立ち上げた場合、このポイントを理解していないと、成果報酬(コミッション)を練りに練って最高水準にした苦労も水の泡です。 なら、どうするのか。 答えは簡単です。 皆さんが、本当に提携したいアフィリエイトユーザをリクルーティング(囲い込み)すれば良いのです。 次回はアフィリエイトユーザのリクルーティング手法について具体的に掘り下げていきたいと思います。
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今回は、成果報酬の設定のポイント(単価・率)等について、考えていきたいと思います。 成果報酬(コミッション)とは - クリック型(クリック課金)
- リード型(資料請求・登録・応募など)
- 売上型(申し込み課金・購入課金)
大別するとこのようになるので、一つずつ設定のポイントを考えてみましょう。 ※ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)への月額利用料金は平均的なものとします。(導入費・デポジットは考慮しない) - 月額利用料 約5万円
- ASPへの成果報酬 約30%(アフィリエイトユーザへの成果報酬の30%)
- 販売商品価格 約5万円を想定
- クリック型
クリックからの購買率はきわめて低く0.03%程度と言われている。 一般的な折り込みチラシ等に相当する効果がある。 クリック型を使用する場合は、潜在顧客の掘り起こしに有効。 一般的なクリック単価の設定は、 - 商品粗利・月間販売数・広告宣伝費の割合とレスポンス率を考慮する。
- 毎月の支払い額(成果報酬・ASP成果報酬・ASP月額利用料)を考慮する。
上記を勘案すると クリック型は、ワンクリック=3~5円程度が妥当といえます。
- リード型
リード型の場合、レスポンス率は0.1~0.3%程度と言われている。 一般的なDM等に相当する効果がある。 リード型を使用する場合は、顧客リストの確保を主目的にするのが有効。 一般的なリード型単価の設定は、 - 商品粗利・月間販売数・経費・広告宣伝費の割合とレスポンス率を考慮する。
- 毎月の支払い額(成果報酬・ASP成果報酬・ASP月額利用料)を考慮する。
上記を勘案すると リード型は、1件請求=50~2000円程度が妥当といえます。 - 資料請求などの場合=500~1000円程度
- 会員登録などの場合=50~500円程度
- 見積などの応募の場合=1000~2000円程度
- 売上型
件数ベースの場合、売上金額ベースの場合ともに、レスポンス率は0.1~0.3%程度と言われている。 一般的なDM等に相当する効果がある。 売上型を使用する場合は、利益確保を最重要事項として考える場合に有効。 一般的な売上型単価・利率の設定は、 - 商品粗利・月間販売数・経費・広告宣伝費の割合とレスポンス率を考慮する。
- 毎月の支払い額(成果報酬・ASP成果報酬・ASP月額利用料)を考慮する。
上記を勘案すると 売上型は、1件購入=500~5000円程度、率=1~10%程度が妥当といえます。
※個別のケース(個別の企業)のバックデータがあれば、成果報酬金額や成果報酬率を詳細に設定できるのですが、販売規模・平均単価・商品粗利・月間販売数・経費・広告宣伝費の割合とレスポンス率等々の、あらゆる内部データを揃えないと一概には設定出来ないので、この場は概要のみの説明とします。 ちなみに、各ASPは各業種についての詳細なバックデータを持っていますので、バックデータをもとに検討することも忘れないでください。 ただし、ASPの持つバックデータに頼り切ると、何万社というECサイトに埋もれてしまうので、ASPの持つ一般的なバックデータの数字プラスアルファ、自社が出せる最高額まで成果報酬を引き上げることが大切です。 自社でバックデータを取る際は最低でも下記の項目はチェックしておいてください。 - どれくらいの人間が広告を見たのか。
- クリックは何人してくれたのか。
- クリックしてくれたお客様の内、何人が購入してくれたのか。
- 顧客獲得コストはいくら掛かったのか。
次回からは、リクルーティングについて考えてみたいと思います。
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今回は、前回に引き続き、アフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)の支払いについて深く掘り下げて考えてみたいと思います。 ECサイトの運営者の大半は、アフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)を低く抑えることが、利益に繋がるというふうに大きな誤解をしているケースがほとんどなので、成果報酬(コミッション)を高く設定してもECサイトは損してないということを具体的に考えてみたいと思います。 アフィリエイトを利用しているECサイトの売上のうち、20~50%がアフィリエイト経由での売上だと言われていると「ネットは巨大な金脈 その2」に書きましたが、このことを思い出して欲しいのです。 ECサイトの売上の全てが、アフィリエイトユーザ経由ではなく、20~50%のみがアフィリエイトユーザ経由なのです。 そしてここで大切なのが、アフィリエイトユーザ経由のお客様は初回の入り口のみはアフィリエイトユーザのサイトを利用しますが、次回からはこのお客様は直接皆さんのECショップから購入するということなのです。 もっと分かりやすく言いますと、アフィリエイトユーザ経由のお客様は、ほとんど全て新規のお客様であり、20~50%のアフィリエイト経由での売上は、アフィリエイトユーザの力により新規のお客様を獲得し売上がアップしているということなんです。 具体的に考えるために、例えば1ヶ月のうち50%がアフィリエイトユーザ経由の新規のお客様だとしましょう。 - <1ヶ月目>
1万円の商品(祖利益50%) 成果報酬 5千円(売上の50%) アフィリエイトユーザ経由 5人(新規のお客様) アフィリエイト以外 5人(既存のお客様) 5千円×5人=2万5千円(成果報酬の支払い)
この時点では祖利益分を全て成果報酬として支払っているので利益は有りませんが、実質的な損失は発生していません。 1万円×5人×50%=2万5千円(祖利益) アフィリエイト以外の売上も全く落ちているわけでは有りません。 - <2ヶ月目>
アフィリエイトユーザ経由 5人(新規のお客様) アフィリエイト以外 10人(既存のお客様) 5千円×5人=2万5千円(成果報酬の支払い)
祖利益分を全て成果報酬として支払っているので利益は有りませんが、実質的な損失は発生していません。 1万円×10人×50%=5万円(祖利益) アフィリエイト以外の売上は対前月費50%増になります。 この例では成果報酬が5千円(売上の50%)であったり、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)への利用料金などを考慮してないので、極端な設定になっていますが、通常は高くて3~5%程度だと考えると、実質的な損失より利益のほうが大きいということは直ぐに理解できると思います。 他にもメリットでいうと、アフィリエイトユーザが獲得してくれた新規のお客様がバズマーケティング(口コミ)をしてくれて、新規のお客様を獲得してくれた場合でも、アフィリエイトユーザへの成果報酬は必要ないのです。 このように、アフィリエイトユーザが獲得してくれた新規のお客様はあらゆる面で、将来にわたって皆さんのECショップに利益をもたらしてくれるライフタイムバリューという最高のメリットがあることを覚えておいてください。 ECサイトの運営者の皆さんが、アフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)高くすると損をすると思うのは、アフィリエイトユーザの皆さんが苦労して獲得してくれたお客様の利益までも自分のものだと思うからなので、成果報酬(コミッション)を高く設定してもECサイトは損してないといということを理解して、アフィリエイトユーザの皆さんを一人でも多く取り込んでください。 次回は成果報酬の設定のポイント(単価・率)について、考えていきたいと思います。
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前回の「ネットは巨大な金脈 その2」では、アフィリエイトユーザの取り込みについて考えましたが、今回からは、もう少し掘り下げてアフィリエイトユーザを取り込むための、成果報酬の設定のポイントやリクルーティングなどについて考えてみたいと思います。 成果報酬(コミッション)とは - クリック型(クリック課金)
- リード型(資料請求・登録・応募など)
- 売上型(申し込み課金・購入課金)
そして、ECサイト(ショッピングサイト、アフィリエイトサイト)とアフィリエイトユーザを結ぶ唯一の接点なので、ECサイト側の都合だけで適当に「皆がこれくらいに設定してるから」とは考えないでください。 ECサイトにしてみれば、アフィリエイトユーザに支払う成果報酬(コミッション)を少ないしたいのはよく分かります。 私がマネジメントした複数の案件でも、どのECサイトの運営者も最初は「成果報酬(コミッション)を何故そこまで支払う必要があるのか」と口を揃えて言います。 なぜこのような発想になるかといいますと、ECサイトにとっては、アフィリエイトユーザは一対多の多でしかないからなんです。 この発想がECサイトの運営者にあるうちは、自分の利益を削って何故多くのアフィリエイトユーザに多額の成果報酬(コミッション)支払わなければならないのかということになるのです。 しかし、よく考えて欲しいのは、 - アフィリエイトユーザにとっては成果報酬(コミッション)がECサイトと自分たちを結ぶ唯一の接点であり、全てである。
- アフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)を低く抑えたら、ECサイトにとってはデメリットばかりである。
ということなんです。 厳しい事実だと思いますが、アフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)を低く抑えたら、アフィリエイトユーザは皆さんのECサイトを宣伝することは有りません。 そして、ECサイトがアフィリエイトをする理由である売上をアップしたいということも、叶わないのです。 アフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)を低く抑えることは、「百害あって一利なし」なのです。 では、損してまでアフィリエイトユーザへの成果報酬(コミッション)を支払う必要があるのかということになりますが、ここが大切なところなんです。 ECサイトの運営者の大半は、ここで大きな誤解をされるのです。 - ECサイトの売上の全てが、アフィリエイトユーザ経由ではない。
- ライフタイムバリューが考慮されていない。
この理由を考えていただければ、成果報酬(コミッション)を高く設定してもECサイトは損してないということが分かるのです。 これだけでは分かりにくいので、次回はもう少し具体的にこの二つの項目について考えてみたいと思います。
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前回の「ネットは巨大な金脈 その1」では、ECサイト運営者とアフィリエイトユーザの双方のメリットから、ECサイトを成功させるための方向性を考えましたので、今回はアフィリエイトユーザの取り込みを中心に考えたいと思います。 まず、何故アフィリエイトユーザの取り込みが必要なのでしょうか。 これは統計で、アフィリエイトを利用しているECサイトの売上のうち、20~50%がアフィリエイト経由での売上だと言われているので、アフィリエイトユーザが多ければ多いほど、販売の窓口が増え売上を上げる要素が増えるからです。 言い換えれば、「アフィリエイトユーザを出来る限り多く取り込まないことには売上が上がらない」と言うことです。 ですからアフィリエイトユーザの取り込みというのはECサイト運営者にとっては最重要課題になるわけです。 では、アフィリエイトユーザの取り込みで何が一番重要なのかを考えてみましょう。 ここで皆さんに考えてもらいたいのが、「皆さんがアフィリエイトユーザになってアフィリエイトを始めるとしたら何が目的か」ということです。 ほとんどの人の答えは「成果報酬が貰えるから」ではないでしょうか。 これは各種統計でも明らかになっているので、疑いようのない事実です。 アフィリエイトユーザは、アフィリエイトを利用して広告を出している数万社のなかから、条件の良い案件を選択して「成果報酬を貰う」ために自分のサイトやブログで宣伝しているのです。 要するに、アフィリエイトユーザのほとんどは「成果報酬が貰える」ということにしか興味を持ってないということになるのです。 確かに身の回りのアフィリエイトユーザの何人かは、皆さんの商品を売ってあげたいという温かい気持ちで、バナーを張ったり、ショップの入り口を作ってくれているかもしれませんが、これはごく一部なので、今回は考慮に入れないことにします。 ECサイトを運営して成功させるためには、運営者側の思いは色々あると思いますが、アフィリエイトユーザのこのような実態を正確に把握して、真っ正面から取り組むことが重要です。 成果報酬(コミッション)とは - クリック型(クリック課金)
- リード型(資料請求・登録・応募など)
- 売上型(申し込み課金・購入課金)
この成果報酬の設定がECサイトにおけるアフィリエイト運用の「肝」であり、アフィリエイトユーザ取り込みの鍵になるのです。 今回はアフィリエイトユーザの取り込みについて考えましたが、次回からは、もう少し掘り下げてアフィリエイトユーザを取り込むための、成果報酬の設定のポイントやリクルーティングなどについて考えたいと思います。 <<統計に隠された罠を読み解く>> ECサイトを運営する企業、個人のほとんどが、「ECサイトの売上のうち、20~50%がアフィリエイト経由での売上」ということの表面的事実のみを鵜呑みにして、闇雲にアフィリエイトユーザを出来る限り多く取り込まないとと躍起になります。 では、本当に窓口を増やすだけで、期待する効果が出るのでしょうか。 答えは近いうちに記事にさせていただきますが、ECサイトを運営する企業、個人のかたから数多く売上の伸び悩みや、ECサイトを始めたが上手くいかないというご相談をメールにて頂いておりますが、内容を聞いてみると皆さん同じ所でつまずいているように思います。 統計に隠された罠を読み解くことも重要ですので、皆さんもご注意ください。 ※メールでのご相談については、順次返信しておりますので、今しばらくお待ちください。
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企業のECサイトを成功させるために、アフィリエイトの導入についてのお問い合わせを度々いただくので、どうやってネットを有効活用して、代理店ネット(アフィリエイターのネットワーク)を構築するか考えてみたいと思います。 まず企業側がアフィリエイトを導入して成功させるために必要なのは、その仕組みの理解だと思います。 仕組みを知ることで、どこがポイントで何をしたら良いかが見えてきますので、まず大枠の仕組みを簡単に説明します。 この三者によって構成されるのがアフィリエイトと言われるものです。 三者の関連性は下記の図のようになります。 
この図を見てECサイトとアフィリエイトユーザ双方に、メリットがないと成り立たないと言うことが一目で分かると思います。 ※ASPもメリットが必要ですが、今回はASPは仲介役とだけ考えることにして、簡単な関わりしか書きませんのでご理解ください。 ASP選択も重要なファクターですが、ASPに関してはまたいつか、ASPだけの記事を書きたいと思いますので、ご理解ください。 では、ECサイトとアフィリエイトユーザ双方の、メリットとは何でしょうか。 ECサイトのメリット - ネットに代理店網を構築できる。
- 口コミの効果が期待出来る。
- 自社商品のアピールが簡単である。
- 見込み客との接点が増加。
- 潜在顧客の顕在化ができる。
- 販売力のアップ。
- 販売コストをコントロールできる。
- スパーアフィリエイトとの出会い。
- 他にも多数
アフィリエイトユーザのメリット - 成果報酬が貰える。
- 導入が簡単である。
- 誰でも参加できる。
- お客様はネットに無数にいる。
- サイトを簡単に増殖できる。
- 開始する資金が必要ない。
- 専門的知識が必要ない。
- いつでも閉鎖出来る。
- 他にも多数
このように双方のメリットを考えると一つの方向性が見えてきませんか。 「ECサイトはアフィリエイトユーザが頑張ってくれないと、メリットを享受出来ない。」 「ECサイトはアフィリエイトユーザに取り上げられないと、メリットを享受出来ない。」 これは、とても重要なことなので覚えておいてください。 もちろんアフィリエイトユーザも成果報酬ですから、頑張らないと成果が出ませんし、取り上げないと成果が出ませんが、ECサイトを選ぶのはアフィリエイトユーザですから、収益が上がるならどのECサイトでも構わないのです。 早い話が、ECサイトがアフィリエイトを成功させるためには、アフィリエイトユーザのモチベーションをアップ出来るよな打ち手と、取り上げられるような打ち手が効果的だと言えます。 エンドユーザ(お客様)への見せ方も重要ですが、まず最初にアフィリエイトユーザに取り上げてもらい、ECサイトへの入り口を増やさないと望む成果は得られません。 この点の方向性を間違えると、やったけど効果がなかったということになりますので、もうすでにECサイトをお持ちの皆様も、そうでない皆様も、自社サイトの方向性は間違ってないかをご確認ください。 今回はECサイトとアフィリエイトユーザのメリットから、ECサイトを成功させるの方向性を考えましたので、次回はアフィリエイトユーザの取り込みを中心に打ち手を考えたいと思います。
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アフィリエイトの本質を企業側が知っておくのは非常に重要なことです。 なぜなら、アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)に任せっきりでは、いつまでたっても打ち手としての効果を期待することは出来ません。 アフィリエイトサービスを企業として利用するメリットが十分に理解・認識・把握された上で利用しないと、ただの宣伝広告費として必要以上に無駄な経費が出費されていくだけです。 こようなことにならないためにも、アフィリエイトサービスを利用する本来の目的は何かを考えてみましょう。 私がコンサルタントとしてアドバイスするときには、アフィリエイトサービスを利用する目的として、下記の点を企業に共通の認識として持ってもらうようにしています。 - コスト・コントロール
- アフィリエイト・サービス・プロバイダを利用することにより、顧客動向等についての分析を可能にし、利益とコストの関係をコントロールすること。
- 新規顧客の拡大
- インターネットの利点をフル活用し、広いリーチで顧客層にアピールして、アフィリエイトサイトに企業に最適な宣伝活動を個々に実施してもらうこと。
- バズコミュニティの形成
- Amazonに代表されるように、購入者のレビュー・レポートにより、バズコミュニティを形成してもらい、想定外の客層への購買行動を促進してもらうこと。
ザックリとした括りにするとこのようなことが、アフィリエイトを利用する本来の目的でなければならないと思います。 早い話が、アフィリエイトサービスを利用するのは宣伝広告費としてではなく、あくまで販売管理の一環であり、効率的な利益追求をするためでなければならないのです。 販売管理の一貫であり、アフィリエイトサービスにかかる費用は販売管理費であるという認識に立てば、企業としてアフィリエイトサービスを利用するメリットも出てきますし、マーケティングの打ち手も次々に打てるのではないでしょうか。 特にローコストでリーチの広い独自販売網を構築出来るのは、アフィリエイトサービスならではの魅力であり、インターネットをフルに活用しているアフィリエイトサービスでしか出来ないことだと思います。 アフィリエイトサービスを利用している企業、これから利用しようとしている企業ともに、アフィリエイトサービスに対する認識を宣伝広告費としてではなく、販売管理費であると改めることにより、アフィリエイトサービスの成果を数倍にアップさせることも可能ですので、実践に向けて検討をしてみてください。 ※企業向けアフィリエイトの具体的な方法等につきましては、近いうちに掲載したいと思います。
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